65sanpo’s blog

65で仕事を離れ、自由気ままに散歩でも楽しみましょう。好奇心旺盛なおやじぃが、いやもはやじじぃが散歩での出会いや発見を語ります。

韓国の健康食、参鶏湯。

「土俗村(トソッチョン)」

 

韓国での超有名店、ソウルの旅案内ガイドには必ず登場する店だ。場所は地下鉄3号線「景福宮駅」2番出口を出てそのままその道を150メートルほど直進すると道が交差する。交差したその道を左に曲がるとすぐ、30メートル程で店舗に着く。「土俗村」と看板が出ているのですぐ分かる。近くには韓国の古宮の景福宮キョンポックン)がある。

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店は昔の韓国の家、韓屋を活かした造りで、趣きある店である。テーブル席や個室、オンドルの座敷席がある。お昼や週末は行列ができるほどらしいが、店内は400席以上あるので、混み合っていても客の回転は速く、それ程待つこともなく席に着くことができた。

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参鶏湯は韓国の健康食の代表格だ。参鶏湯の鶏肉の中にはもち米が入っている。高麗人参、ナツメ、ニンニク、ひまわりの種、銀杏、松の実、くるみ、黒ごま、そしてこの店の秘伝の食材が入っており、それを3〜4時間以上煮込んだものだ。

まずはスープを味見して、それによって塩、コショウを入れて自分好みの味に調整をする。鶏は皿に取り出し、これも塩、コショウで味を整えながら食べる。鶏の骨はそれを入れる壺のような入れ物が置いてあるので、食べ終わった骨はそこに入れる。鶏肉の中にはもち米が入っているので、高麗人参や銀杏、ニンニクなどともち米を混ぜながらおじやのようにして食べる。たっぷりのスープが染み混んでいるもち米はアツアツのうちに食べるのが韓国式のようだ。

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ナツメは鶏肉の悪いところを取り込むために入れてあるようで、韓国の人は食べないようだ。その他の食材はスープに栄養素が出ききっているので、それは食べても食べなくても良いようだ。

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店では一緒に高麗人参酒(インサムジュ)がお猪口一杯分出されるが、食前酒として呑んでも、食後の締めに呑んでもどちらでもかまわない。

 

ソウルに二度行ったが、二度とも着いたその日の夜の食事はここの「参鶏湯」からスタートしている。「参鶏湯」はソウルの定番になりつつあるようだ。

 

そういえば、最初にこの店に訪れた時、トイレを探して入り、用を済ませて出てきた時、店の人がこちらを指差しながら何か叫んでいる。なんだろうなとトイレの戸を閉めながらトイレの方を振り返ってみたら、女子用のトイレだった。知らなかったとはいえ女子の方で用を済ませてしまった。何やっているんだこの日本人、韓国の方、失礼しました。

 

営業時間:10:00−22:00

休業日:年中無休

参鶏湯:15,000ウォン