童心に帰って
サントリー美術館で「おもしろびじゅつワンダーランド」が開催されており、童心に帰ってそこを訪れてみた。
これは日本美術の魅力を体験、体感してもらうという教育普及活動のひとつとして開催されたものだ。
「切子」は表面をカットして文様をつけたガラスのうつわだ。約200年前の江戸時代に作られ、その文様は霰(あられ)文、菊花文、八角籠文、魚子文、ホブネイル文などがある。通常の展示と違い、体験、体感をうたっているので、写真撮影も自由で楽しめる展示になっている。
宝尽(たからづくし)ルームー昔の人は皿などに宝物を描いていた。大きな皿に見立てたところに宝物を描いたクッションが入っており、それを触りながら宝物を認識する展示物。
🔺色絵寿字宝尽文八角皿
墨を吹き散らしたかのような文様「吹墨文」、染付吹墨文大徳利が展示され、それをさらに大きくした展示物があり、備え付けられたマイクに音を発したり、手を叩いて音をマイクに伝えたりすると、音に合わせて大きな徳利に文様が描かれるのだ。
🔻手前の黒いものがマイク
能装束 段に流水海松貝模様縫箔
タッチパネル上で色や文様を組み合わせて着物のデザインを体験し、できたデザインはモニターに表示される。
見て眺めるだけの展示と違って、体感、体験型の展示の楽しさを味わった、今日の散歩だった。